2.ビジネスメールのマナー

◆ビジネスメールのポイント

  • (1)内容がわかる件名を入れる(15文字程度)
    •  多くのメールが入ってくる場合、件名から優先度を判断する人もいます。重要なメールや再送などは、それがわかるように件名に盛り込むのも気遣いです。
例:
【重要】明日のご訪問日程変更のご依頼(田中)
【再送】○○契約書の修正について((株)△△長井)
  • (2)「!」や「?」マークの多用はNG
    •  「!」マークや「?」マークは文章がカジュアルになってしまい、違和感を覚える人もいます。
    •  ビジネスメールでの多用は控えたほうがよいでしょう。
  • (3)絵文字や顔文字は使わない
    •  プライベートのメールなら、「しっかりしてください(^^)」のように笑顔の顔文字を入れることで「そんなに怒っていなさそうだ」と相手を安心させる効果がありますが、残念ながらビジネスでの顔文字の使用はNGです。
    •  複雑なやり取りやお詫びなどは、相手に伝わる丁寧な表現を心がけ、メールを送ったあとは電話でフォローするなどしてトラブルにつながらないようにしましょう。

◆電子メールならではの定型表現

 ビジネスメールには定型表現があります。これを上手に使い、次ページの図表のような言い回しを入れれば、簡易なメールでも心遣いが伝わります。
 「気遣い」や「まとめ」の文言は、紙文書でもよく使われるものです。また「拝啓--敬具」の頭語や結語、「○○の候、貴社ますます……」のような時候のあいさつは基本的に省きます。

◆様々な機能の使い方

≪開封通知≫  開封通知は、送ったメールを相手が開いたかどうかがわかる機能ですが、あまり評判はよくありません。重要な場合は電話で確認したり、「ご確認いただきましたら、お手数ですがご返信いただけますと助かります」などの一文を添えたりすることでカバーできます。

≪パスワード機能≫
 メールは郵便と同じです。セキュリティ上、個人情報など重要な添付ファイルには、パスワードをつけて送るとよいでしょう。
 パスワードは、「別メールにてお知らせいたします」、「続いてパスワードをお送りいたしますので、ご確認ください」などとメールを分けて伝えます。

≪一般的なメールの流れ≫

 社内社外
あいさつお疲れ様ですお世話になっております
はじめてご連絡いたします
名乗る経理課の○○です○○会社、〇課の○○です
内容さっそくですが…
ついては…
今回の○○ですが…
さっそくで(はございま)すが…
つきましては…
このたびのご依頼の件ですが…
まとめよろしくお願いします今後とも、どうぞよろしくお願いいたします

≪一目置かれる言い回し≫

 言い回し
久しぶりご無沙汰しております。○○の際にはお世話に…
長文(最初)長くなりますので、お手すきの際にでも
(最後)長文失礼いたしました
再送付たびたび申し訳ありません
何度もお手数おかけいたします
急ぎ(最初)取り急ぎ、お伝えいたします
(最後)取り急ぎ、ご連絡いたしました
急ぎではないお時間があるときにでもお目通し…
ご興味があればぜひ…
気遣い猛暑の折、どうぞご自愛くださいませ
季節の変わり目、お身体にご留意のうえお過ごしくださいませ
まとめまたお目にかかりたく…
このたびはありがとうございました
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします

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03manner/03manner_3_2.txt · 最終更新: by norimasa_kanno
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