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あなたの目標設定は適切か

 一口に目標といっても様々ですが、できるだけ具体的な目標を定めます。

具体的数値と期限と手順を決めた目標設定

 『よい会社』とか『お客様に喜ばれる会社』といった情緒的な目標ではだめです。
 目標を具現化しないと、そこに到達するための手段も具体化しないからです。

 具体性を持つ目標であれば『なぜそれをやる必要があるのか』という踏み込んだ議論も可能になります。

 ダイエットを例に取りましょう。

 三人のうち、最も成功しそうなのは誰でしょうか。
 言うまでもなくDさんですね。

 少なくとも決意のほどは伝わってきますし、本気でやるつもりらしいことが推測されます。

 反対に、最も見込みのなさそうなのがAさんです。
 この人はおそらく漠然と『痩せたい』と考えているだけでしよう。

 このように、目標は具体的であればあるほど現実味を増やします。

適切な目標の三つの要件

 適切な目標には三つの要件があります。

 『何年までに売上をこんな方法で何倍にする』
 『あと何年で顧客数を何千人に増やす。そのためにこうした営業をする』
 というように、あとで誰が見ても達成度が検証できるものでなければなりません。

理由づけが必要になり、後から検証が可能なように

 数値目標をはっきり揚げると、『なぜそれをめざすのか』という理由づけが必要になります。そして後から検証が可能になります。5キロという数字が現実離れだったのか、3ヶ月という期間が短かったのか、やりかたが自分に合わなかったのか。
 また、『達成するにはどんな行動を取ればいいのか』という議論も深くできるようになるのです。

 目標を設定し、それを分析して改善につなげ、負荷を高くしていきながら、成長サイクルが軌道に乗ると言えるでしょう。

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2023/10/04 15:56 · tokita