「コミュニケーション」という言葉は、ラテン語の「共有する」が語源と言われています。メッセージのやり取りを互いに理解しあって成り立たせるもので、そこには必ず他者の存在があります。
しかしながら、職場に代表される、世代も価値観も立場も異なる者同士のコミュニケーションは難しく、認識に齟齬が生じたり、トラブルに発展したりしてしまうケースも少なくありません。実際に、多くの会社で課題になっているのが現状です。社会人になれば好き嫌いにかかわらず様々な人と関係を構築し、仕事を円滑に進めていかなければなりません。
「コミュニケーションの質」が「仕事の質」に影響していくことになります。
私たちは言葉を介して多くのメッセージを相手に送る生き物ですが、その言葉を質の高いものにするには、いくつかのポイントがあります。
敬語や接客用語などには、一定の形があります。
その基本形をマスターすることで、まずは「形から入り自信につなげる」という習得の手順も考えられます。基本をしっかり習得することは、
①一定の質を確保できる ②相手や場面によって応用できる素地ができる ③自信が行動を変えていく |
など、いろいろな効果が期待できます。
新人のメンター役や、お手本となるべき立場の人たちにとっても、基本を理解していることで、自信を持って後輩指導ができます。率先垂範を心がけましょう。
ストレスの原因は入間関係の問題、人間関係の問題はコミュニケーションの問題、と言われています。コミュニケーションはそれほど奥が深いのですが、「相手の立場に立つ」という敬意・尊重の気持ち(心)を表すことで良好な関係を築き、信頼関係のべースを作ることができます。
そして、その心が相手に届くように「言葉」と「行動」という形(技)で表していきます。よく言われるように、「心は見えずとも、心遣いは見える」からです。
さらに、質の高い言葉・行動であれば、相手を敬う気持ちが届きやすくなるでしょう。ぜひ今日から始めてください。
組織での活動はリレーに似ています。言葉のバトンを落とさずしっかり受け渡し、質の高いコミュニケーションをとることで、様々な人間関係が良好になり、自社のブランドイメージにも貢献できます。
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